2024年のJ1リーグで残留争いをしていた湘南ベルマーレ。
昨季に町野修斗選手、今期は大橋祐紀選手と湘南のエースストライカー2人が他クラブへ移籍したことで得点力不足が不安視されていた。
しかし、そんな不安をよそに今季躍動しているのが、21歳の若さで湘南のエースストライカーへと名乗りをあげた章斗(すずき あきと)選手です。
そこで今回は「鈴木章斗選手のプレースタイルを評価・解説」していこうと思います。
- 鈴木章斗のプレースタイル
- 鈴木章斗のポジション
- 鈴木章斗のプロフィール・経歴
鈴木章斗のプレースタイル「評価・解説」
鈴木章斗選手のプレースタイルを独自に評価しています。
各項目を5段階で評価し、選手の強みや課題を考察しデータや数値に頼らず直感的にプレーの特徴を理解できる内容になっています。
テクニック
テクニックの評価は『4』としました。
特に評価すべきはトラップの巧さとシュート技術だと思います。
ボールをワンタッチでシュート可能な位置にコントロールするトラップ、足と胸どちらでもボールを収められるトラップが特徴と言えるでしょう。
特にロングボールをヘディングで繋ぐのではなく、胸トラップで”懐に収める”意識が高いです。
これにより相手がボールを奪いにきてもファウルをもらいやすくなり、来なければそのままゴールを狙いに行けるためです。
2024年11月3日時点で9得点しており、頭で1得点、両足で4得点ずつゴールを決めていて「右足・左足・頭」どの部位からでもゴールを狙えるシュート技術があります。
ゴールに背を向けた状態や浮き球も迷わずシュートに向かうゴールへの執念はまさにストライカーと呼ぶにふさわしいでしょう。
しかし、ドリブル突破や相手をかわしてパスやシュートを打つ技術はまだ発展途上といったところ。
これらを踏まえて評価『4』としました。
フィジカル
フィジカルは評価『4』としました。
ドリブルテクニックはまだ発展途上と評価しましたが、ドリブルの力強さには目を見張るものがあります。
推進力があり、多少のフィジカルコンタクトではボールを失いません。
身長180cm、体重73kgの体格を活かし、プレッシャーを受けながらもしっかりボールを保持できるキープ力も特徴と言えます。
ですが、スピードと運動量はやや物足りない印象。
これらを踏まえて評価『4』としました。
守備意識とディフェンス力
守備意識とディフェンス力の評価は『3』としました。
昨季と比べて守備意識が向上したように思えます。
前線からプレッシングしてボールを奪いミドルシュートを決めたシーンもありました。
しかし、ディフェンスの強度や前線からのプレスの質はまだ足りない印象を受けます。
2トップを組む福田翔生選手が「攻守に走って体を張れるタイプ」なので比べてしまうと守備面では見劣りしてしまいますね。
お互いに今季9得点と点を取り合っていて、いいライバル関係が築けているので守備面でもチームに貢献できるよう頑張ってもらいたいです。
これからに期待という意味で評価は『3』としました。
サッカーIQ
サッカーIQの評価も『3』とします。
ペナルティーエリア付近でボールを受けた際、どの位置からでもシュートを狙えるセンスがありますがやや強引すぎるシーンも少なくありません。
ボールを受けてシュートを意識するのはいいのですが、ボールを受けた位置や味方と相手選手の位置関係を把握する視野の広さや状況判断力がやや足りない印象。
懐にボールを収める技術は高いので、パスで周りを活かすプレーができれば、自身が得点するチャンスも増えるのではないでしょうか。
まだまだ成長途中なので評価は『3』とします。
期待値
これまでの評価も踏まえて期待値は『5』とします。
ボールをワンタッチでシュート可能な位置にコントロールする技術と、身長180cm、体重73kgの体格を活かし、プレッシャーを受けながらもしっかりボールを保持できるキープ力が魅力なストライカー。
状況判断力や守備強度でやや足りない印象を受けますが、21歳と若くまだまだ成長途中であることを考えれば将来的には日本を代表するストライカーになっているかもしれませんね。
海外で活躍する町野修斗選手や大橋祐紀選手に続く”湘南産”ストライカーとして日本代表デビューすることを期待して評価は『5』とします。
鈴木章斗のポジション
鈴木章斗選手のポジションはFW(フォワード)で、2トップの一角を担っています。
2トップを組む選手によって左と右が入れ替わることもあります。
湘南ベルマーレの基本フォーメーションは3-1-4-2を採用していて、白色の場所が湘南ベルマーレでの鈴木章斗選手のポジションです。
鈴木章斗のプロフィール・経歴
- 名前:鈴木 章斗(すずき あきと)
- 生年月日:2003年7月30日(21歳)
- 出身地:大阪府東大阪市
- 身長:180cm
- 体重:73kg
- 背番号:29
- 利き足:右足
鈴木章斗選手の経歴は以下の通りです。
・ディアブロッサ大阪(現:EXE’90)に所属。
・ガンバ大阪ジュニアユース所属。
・ポジションはサイドバックやサイドハーフ。
・1年生ではサイドハーフでプレー。
・2年生の春にフォワードにコンバート。
・2021年7月、2022年から湘南ベルマーレ加入内定が決まる。
・同年の全国高等学校サッカー選手権大会に出場し。
・7ゴールで得点王・大会優秀選手にも選ばれる。
・高卒ルーキーとして加入し、リーグ戦2試合0ゴール。
・天皇杯でプロ初ゴールを記録。
・4月15日、横浜F・マリノス戦でリーグ戦初ゴール。
・途中出場も含めて27試合に出場し3ゴール。
・天皇杯ではプロ初となるハットトリックを記録。
・天皇杯では4試合5ゴールで得点王に。
・34試合10ゴール1アシスト(12月13日時点)
まとめ
鈴木章斗選手は、大阪府東大阪市出身のプロサッカー選手で、Jリーグ・湘南ベルマーレに所属。
ボールをワンタッチでシュート可能な位置にコントロールする技術と、身長180cm、体重73kgの体格を活かし、プレッシャーを受けながらもしっかりボールを保持できるキープ力が魅力なストライカー。
海外で活躍する町野修斗選手や大橋祐紀選手に続く”湘南産”ストライカーとして日本代表で躍動する姿を見てみたいですね。
これからも”鈴木章斗選手を応援”していきましょう!
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