「+」から始まる電話番号は要注意?国際詐欺の危険性と対処法を解説

突然、「+」から始まる知らない電話番号からの着信に戸惑った経験はありませんか?

近年、国際電話を装った詐欺や迷惑電話が急増しており、特に「ワン切り」や高額通話料を狙った手口が問題視されています。

この記事では、「+」から始まる電話番号の正体、なぜかかってくるのか、出てしまった時の対処法や、着信拒否の具体的な方法まで、実際の被害例や最新の詐欺手口を交えて分かりやすく解説します。

知らない番号への正しい対応を身につけ、詐欺被害を未然に防ぐための知識をぜひ手に入れてください。

目次

「+」から始まる電話番号とは?

「+(プラス)」から始まる電話番号は、国際電話で使用される国を識別するための国番号(カントリーコード)です。

例えば「+1」はアメリカ・カナダ、「+81」は日本の国番号です。

つまり、この「+」は「国際電話ですよ」という合図ということです。

最近、迷惑電話として報告が多い番号としては、

  • 「+88」•••バングラデシュ
  • 「+82」•••韓国
  • 「+28」•••未割り当て

これらが挙げられます。

スマートフォンでは、国際電話をかけるとき自動的にこの「+」が表示されるようになっており、この記号自体は決して怪しいものではありません

ですが、見覚えのない国番号や不自然な桁数の電話番号からの着信は、詐欺電話の可能性が高いです。

詐欺電話に「+」が悪用される理由とは?

国際電話番号が詐欺に利用される背景には、電話番号の偽装が容易になってきたことがあります。

詐欺業者はIP電話や特殊な通話システムを使い、実際の発信地を隠したまま、任意の国番号を表示させることができます。

これにより、「+1(アメリカ)」や「+44(イギリス)」など一見信用できそうな国番号を表示させて、安心させる手口が取られています。

また、日本の番号と似た形式で表示される番号(例:+81の後に日本の携帯番号のような数字)が使われることもあり、見慣れた桁数で構成された番号に、つい出てしまう人も多いのが現状です。

詐欺グループにとって「+」番号は、“不信感を持たれにくくし、心理的なスキを突く”ためのツールとして非常に都合が良いのです。

国際詐欺電話の主なリスクと実害

「+」番号からの着信によって起こりうるリスクは、想像以上に深刻です。

特に以下の3つの被害が多く報告されています。

  • 高額な通話料金の請求
  • 個人情報の流出
  • 精神的ストレスと不安

それぞれ詳しく解説します。

高額な通話料金の請求

「ワン切り」などの手法により、折り返し電話をさせ、高額な国際プレミアム通話料を発生させる詐欺です。

特定の番号に発信した瞬間から課金が開始され、たった1〜2分の通話で数千円〜1万円近い請求になることもあります。

個人情報の流出

電話に出てしまった場合、相手が「○○のキャンペーンにご登録いただきありがとうございます」などと言って、氏名や住所、勤務先、クレジットカード情報などを巧妙に引き出そうとするケースもあります。

こうして得られた情報はさらに別の詐欺に使われたり、売買されてしまうリスクもあるため注意が必要です!

精神的ストレスと不安

繰り返しかかってくる無言電話や、しつこい営業・脅迫まがいの内容は、受け手に不安や恐怖を与えます。

「またかかってくるのでは」と感じることで、日常生活に支障をきたす人も少なくありません

このように、「+」から始まる電話番号は本来無害なものですが、詐欺目的に悪用されると極めて危険です。

次の見出しでは、こうした番号からなぜ私たちに電話がかかってくるのか、詐欺の仕組みや背景について詳しく解説していきます。

「+」番号の電話はなぜかかってくる?

突然かかってくる「+」から始まる国際電話。

普段海外とのやり取りがない人にとっては、「なぜ自分に?」と不思議に思うこともあるでしょう。

しかし、このような電話が増えている背景には、巧妙に仕組まれた詐欺の手口と技術の進化が関係しています。

ワン切り詐欺の仕組みと目的

「+」から始まる国際電話でよくあるのが、「ワン切り」という詐欺手口です。

これは、電話が1回だけコールされたあとすぐに切れてしまう現象で、相手に「何か重要な用件かもしれない」と思わせて折り返し電話をさせるのが目的です。

しかしこの折り返し先には罠が仕掛けられており、たとえば「+88」などの国際プレミアム通話番号に発信させるようになっていることがあります。

この種の番号は、通話料が高額に設定されており、通話した瞬間から数十円〜数百円/秒の課金が発生する場合も。

相手は出ないか、自動音声で延々と引き伸ばす会話を流し、通話時間を延ばして請求金額を吊り上げるのです。

この詐欺の恐ろしい点は、たった1回の折り返しで数千円以上の請求をされることがあるということ。

知らずに折り返してしまった人の中には、通話明細を見て初めて被害に気づくケースも多くあります。

なぜあなたに?個人情報が狙われる理由

「なぜ自分のところにそんな電話が?」

と不思議に思うかもしれませんが、これは偶然ではないことも多いのです。

近年、詐欺電話の背後には、SNSやECサイトへの登録情報、メルマガなどで入力した電話番号がリスト化されてダークウェブで売買されている実態があります。

このようにして漏れた電話番号リストをもとに、詐欺グループは「名前やメールアドレスを紐付けて、信用させる話術を準備」したうえで発信するのです。

たとえば、

「○○様、ご利用中のサービスについてのご案内です」

など、本物らしさを演出する場合もあります。

また、企業に勤めている人や、役職名がネット上に掲載されている人ほど狙われやすく、「重要な連絡」や「国際的なビジネス案件の紹介」を装った詐欺も報告されています。

発信者番号偽装(スプーフィング)の怖さ

さらに厄介なのが、「発信者番号偽装」=スプーフィングという技術です。

これは、実際には海外の詐欺グループからの電話であるにも関わらず、表示される番号が日本の企業や行政機関を装っているというものです。

たとえば「0120」や「03」から始まる番号に見えていても、実際はIP電話やインターネット電話を通じて、海外からかけているケースがあります。

これは受信者に「国内からの正規の連絡」と誤認させる効果があり、電話に出る確率が飛躍的に高まるのです。

スプーフィングの技術は合法的にも使われる場面がある一方、詐欺グループによって悪用されることで、通話を通じて詐欺被害や個人情報の搾取が行われています。

最近では「金融機関を名乗る偽サポート」や「行政手続きの確認」といった内容が使われており、一見信用できそうな口調で会話が始まるため、見抜くのが難しいという問題があります。

「+」番号から着信があったときの対処法と予防策

「+」から始まる不審な電話番号からの着信に対して、どのように対応すればよいか分からないという方は少なくありません。

特に、ビジネス中や夜間など、タイミングを選ばずかかってくることも多いため、事前に対処法を知っておくことが重要です。

出ない・折り返さない・調べるが鉄則

「+」番号からの着信があった場合、最も重要なのは慌てずに対応することです。

見知らぬ番号、特に国番号からの電話に対しては、出ない・折り返さない・番号を調べるという3つの行動を徹底しましょう。

①出ない

こちらから何も反応しなければ、相手は生存確認ができず、それ以上のアプローチをしてこないこともあります。

仮に本当に重要な連絡であれば、後日メールやSMSなど他の方法で再度連絡があるのが通常です。

②折り返さない

詐欺グループは、折り返し電話を誘導するために「ワン切り」や無言電話を多用します。

折り返してしまうと、高額な国際通話料が発生したり、通話を引き延ばされて被害が拡大する可能性があります。

③調べる

着信番号をインターネットで検索してみると、同様の迷惑電話被害の報告が多数見つかる場合があります。

電話番号検索サイトや、迷惑電話の報告掲示板を活用することで、事前に危険な番号かどうかを確認できます。

着信に出てしまった時の正しい対応

万が一、知らない「+」番号の電話に出てしまった場合でも、被害を未然に防ぐことは可能です。

大切なのは、相手の話を真に受けず、会話を最小限にとどめてすぐに通話を終了することです。

詐欺だと思った時点で電話を切ってもOKです。

例えば、「誰とお話ししているのかわかりません」とだけ伝え、相手の名前や所属、用件を聞かずに切るのがポイントです。

詐欺グループは、相手が不安になるような話題(例:料金未納、サービスの停止など)で長話に持ち込もうとしますが、毅然とした態度で応じないことが何よりの防御になります。

また、個人情報(氏名・住所・銀行口座・生年月日など)を聞き出されそうになったら、即座に通話を終了してください。

一度でも情報を提供してしまうと、その情報が別の詐欺に使われたり、さらなる被害に繋がる可能性があります。

電話を切ったあとには、不審な内容をメモしておくことも重要です。

必要に応じて、消費者ホットライン(188)や警察相談専用ダイヤル(#9110)に相談することで、被害の拡大を防ぐアドバイスを受けられます。

スマホ・固定電話での着信ブロック方法

不審な「+」番号からの着信を事前に防ぐためには、スマートフォンや固定電話での設定が有効です。

ここでは代表的な対処法をご紹介します。

iPhoneの場合

  • 「設定」
     ↓
  • 「アプリ」
     ↓
  • 「電話」
     ↓
  • 「不明な発信者を消音」
      ↓
  • 「オン」

この設定をオンにすると、連絡先に登録されていない番号からの着信が自動的に無音になります。

これで急な着信にびっくりして電話に出てしまう可能性を減らせます。

そのあとで同じ番号からの着信を拒否する場合は、

  • 電話アプリを開く
       ↓
  • 履歴から着信拒否したい番号の横にある「!」をタップ
       ↓
  • 「この発信者を着信拒否」を選択

Androidの場合

機種により異なりますが、

  • 「電話アプリ」
      ↓
  • 「設定」
      ↓
  • 「ブロック」または「迷惑電話対策」

から設定が可能です。

一部のAndroid端末では、「特定の国番号をブロック」する機能もあり、危険国からの着信を一括で拒否可能です。

固定電話(ビジネスフォン含む)の場合

業務用の固定電話や家庭用電話には、非通知・国際番号をブロックできる機種があります。

電話機の説明書やメーカーの公式サイトで設定方法を確認し、「国際電話拒否モード」や「番号登録型着信拒否」などの機能を活用しましょう。

特に企業では、代表番号に対する迷惑着信を管理者側で制御することで、社員の誤対応を未然に防ぐことができます。

まとめ

「+」から始まる電話番号は、正規の国際電話である一方、詐欺や迷惑電話にも悪用されやすい側面があります。

ワン切りや偽装発信など巧妙な手口で、私たちの不安や好奇心を狙ってくるため、出ない・折り返さない・検索するという三原則を徹底することが大切です。

さらに、スマートフォンや固定電話での着信拒否設定、迷惑電話ブロックアプリの活用など、予防策も積極的に取り入れることが被害回避の鍵です。

冷静な判断と正しい知識で、不審な着信から自分と大切な人を守りましょう。

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